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しまは必ず帰ってくる

お仕事のお知らせです。

kotaro.jpg

「ねこたちからのメッセージ 
     2歳になれなかったこねこ 小太郎」


昨日、5月15日に発売いたしました!!


著者は「多摩川にすてられたミーコ」他数作品でも
挿絵を手がけさせていただいた本を書かれれいる、
なりゆき わかこ先生です。

あらすじはこちらから(挿絵サンプルもあります)
http://www.tsubasabunko.jp/special/sp1605-b.php


今回も実話を元に書かれたお話なのですが、
「死んでしまった猫たちが、あの世にある猫のカフェの
メンバーの力を借りて現世に戻る」というファンタジー要素も
楽しめるお話になっていて、主人公(あの世にきた猫)が
それぞれ違う3つの短編で書かれています。

亡くなってしまった猫達が、遺された飼い主に伝えたいこと。
もし一度、天国に行ってしまったあの子の声を聞けたなら…。
猫好きの方はもちろん、ペットロスで悲しい思いをした方にも
ぜひお勧めしたい素敵なお話です。

作中の猫ちゃん達も二足歩行が可能だったり
コミカルな描写も多いので、描いていてとても楽しかったです!


そしてなんと!

次回に向け、読者の方からもエピソードを募集するそうです。
採用されたお話は次の本になるかもしれないので、
天国に旅立ってしまった猫ちゃんとの思い出がある方は
ぜひぜひご応募してみてください!
この本の巻末、なりゆき先生のあとがきに宛先が書いてあります。


よろしくお願いいたします!





ということで、今回は私の愛猫・しまのことを語ろうと思います。


image (71)

私の腕まくらで眠る、しま。(内カメだからわかりにくい…笑)
一緒に寝るときは、いつも私にピッタリとくっついて寝たがるんです。
本当にかわいい猫。大好き。と、ノロける。


しまと出会った時は既に成猫だったので
厳密な歳はわからないのですが、もう14年ぐらいの付き合いになります。
当時、家のすぐ近くにいたので「ねこだー!かわいい!」と
駆け寄ったら、逃げないし抱っこもさせてくれたのでそのままお持ち帰り。
そのまま我が家の庭に居ついちゃいました。
出会った日から膝に乗ってくるほど甘えん坊で、
何をしても怒らないような、おっとりした猫でした。


今でこそ奇跡的に回復して元気を取り戻したしまですが、
去年の6月半ば頃、生死の淵をさまよい、命の終わりを
覚悟した時がありました。

*******

その日はたまたま仕事が休みで家にいたのですが、
夕方頃、兄が突然「しまがおかしい」と言い出しました。

しまはずっと外飼いの猫で、庭にはしまのために作った寝床があったのですが、
見に行ってみるとしまはそこでグッタリと横たわっていました。

私が名前を呼ぶと返事はしましたが、普段の声とはまったく違う、
叫んでいるかの様な変な鳴き方でした。
目の焦点があっていなくて、いつも丸みのある顔はゲッソリとしていて、
毛にも張りがない。呼吸が妙にゆっくりで、鼻もピーピー鳴り、
自力で立ち上がることができない。

しまは、十分な老猫。
最近は遠くにも行かずに寝ている事も多くなっていたので、
とうとう老衰なのかもしれない、というのは、真っ先に思ったことでした。

ただ、あまりに突然の事態に、そんなことを冷静に考えられる
余裕なんてありませんでした。その先を想像できてしまう程の
衰弱ぶりに、泣きじゃくりながら急いで動物病院に行きました。

診察の結果、やはり老衰とのことでした。
腎臓が弱っていて、ひどい脱水症状を起こしている状態。
すぐに気付いてあげられなかった事をとても後悔しました。
遠回しな言い方ではありましたが、あと2〜3日が山かもしれないと言われ、
その日は栄養の注射だけしてもらって帰りました。

危篤状態だというのは素人が見てもわかることだったので、
回復のための手を尽くすというよりは、
最後の1秒までしまの傍にいたいという気持ちでいっぱいでした。

別れの時が刻一刻とせまっていると思うと本当に辛かったのですが、
外猫であるがゆえ、もし目の届かない場所で死んでしまう様な
事があったらどうしよう、とずっと不安でもあったので、
少なくとも家で看取ってあげられるんだと思えば
ちょっとは気が楽になり、だんだん気持ちの整理がついてきました。
それだけがせめてもの救いだった。


それからは、しまにつきっきり。
もちろん看病は私の布団の上で、仕事で家を出ている時間以外は
ずっとしまの傍にいました。目を離した間に旅立たれたらと思うと、
離れる事ができませんでした。
会社に迷惑はかけられないので出勤はしましたが、
苦痛で苦痛で仕方ありませんでした。
夜寝る前、朝出かける時が最期になっても後悔しないように、
大好きだよ と、ありがとうを伝え続けました。


それからしまは奇跡的に、
一日、また一日と、栄養剤のお陰でなんとか命をつなぎ止めていきましたが、
しばらくは不安定な状態が続きました。
やはり呼吸が苦しそうで、目も半開き。ほとんど意識も無く、
撫でてもいつもの様にゴロゴロ言う力さえありません。

それぐらい衰弱して、意識が朦朧としている中でも、
しまは、しまのままでした。


いつもみたいに頬をなでてあげると、それとなく私の手のひらに
顔をうずめてきて、虚ろに半開きだったままの目をいつもみたいに
気持ち良さそうにゆっくり瞬きさせて

IMG_1850.jpg


自分の手を私の手に重ね、確かに握ってきたんです。


偶然かと思ったのですが、撫でる度にそうしてきて。
ただちょうどのその位置が落ち着くだけなのかもしれないし
都合のいい様に捉えるのは人間側の勝手に過ぎないんですけど、
その時ばかりは本当に思ってしまいました。


大丈夫だよ、泣かないでって、
応えてくれているのかなって。


しまは昔から、本当に優しい猫だったから。
そうしてくれるのも頷ける様な猫だから、そう思えてならなかったんです。
母親が看病していた時も、手をなめてきたそうです。
意識もほとんどなく、起き上がることもできない体なのに。


本当に涙が止まりませんでした。

****


あと2〜3日と言われたにもかかわらず、
翌日、更に翌日…と看病を重ね。

絶望的な様態だったしまは、驚異的にみるみる回復していきました。

しばらくは水もご飯も自分から食べれなかったので
2日おきぐらいに病院に栄養を入れてもらいに行っていたのですが、
今はなんの問題もなく普通通り自分で食べたり飲んだりできるようになり、

排泄も自分の力で出来ず、絞ってもらわなければ出し切れなかったり
垂れ流しになってしまっていたのに、
それも今まで通り自力でできるようになり、

寝たきりで、寝返りもおすわりすらもできず
もうまともに歩けないかもしれないと宣告された足腰も、
転びながらも徐々に歩ける距離が伸びていき、
今では庭を歩き回ったり、ベッドぐらいの高さなら飛び上がれる
ぐらいまで回復しました。

意識がおかしく、立ち上がれないしまを見ていた時は、もう二度と、
自分から擦り寄って甘えてくることもできないのだと…
死を待つだけなのだと、そう思っていました。
それぐらい、回復の見込みがあるとは思えない状態にありました。
でも今、私の隣には、腕枕してと擦り寄ってくるしまがいます。
穏やかで、甘えん坊なしまが、生きて私の隣にいてくれます。
あの時のことを思えば、奇跡としかいいようがありません。

この回復ぶりには、さすがに動物病院の先生も驚いていました。
栄養以外で治療という治療もされていなかったにもかかわらず、
最悪の状況を乗り越える事ができたから。


いくら元気になったとはいえ、やはりもう外でずっと過ごさせることは
できないので、今は室内(私の部屋)で暮らしてもらっています。

家にくる前から外で暮らしていた野良ちゃんだったので、
寒い時は家に入りたがっても、長時間だと嫌がって
外に出たがってしまっていた(+当時は母が室内飼いを許さなかった)ので
今まで室内飼いが叶わなかったのですが、
やっと母から許可がおりたので今はそうしています。

トイレは外じゃないとしないので出たがった時に散歩させていますが、
姿が見えないと不安なので首輪にはロケーターをつけるようにしました。


************


この14年間、しまとは色んな事がありました。
まだ幼かった私が、逃げるしまのしっぽを引っ張ったせいで
長かったしっぽを切断しないといけなくなったり。
出産に失敗して死産になってしまったり。
もともとしっぽは腐っていた?らしく、出会う前から
骨盤もおかしかったから赤ちゃんを産むことができなかったのだと
いわれはしましたが、こんな風に病気やケガで病院に
通った事も多かったので、嫌な思いも散々させてきました。
外飼いだったし、それこそ逃げ出すことだってできたのに、
それでも、しまが遠くへ家出することは一度たりともありませんでした。

しまが若かった頃はいろんなところに出かけていて
日が暮れても姿を見かけないこともあったのですが、
そんな時、大声でしまの名前を呼ぶと、どこからともなく鈴の音が聞こえてきて
「ニャ~」と返事をしながら帰ってきてくれたものです。

去年か一昨年だったと思うのですが、そんなしまが珍しく
帰ってこないと思ったら、急な意識障害で草の茂みから動けなくなっていた…
なんてこともありました。それでもすぐに発見できたのも、
名前を読んだら返事をしてくれたからでした。
その時も、目が回って意識が朦朧としていましたが、
私の声に答えてくれたんです。


そして今回も。猫は死期を悟ると人目につかないところで…といいますが、
衰弱して死にかけていたしまが最後に選んだのは、
私たち家族が用意した自分の寝床でした。
発見が遅れていたとしても、おそらくそこで息絶えていたのだと思います。
しまにとって安心して静養できる場所がそこだったんだろうなと思うと、
私や家族がしまを大切に思っているのと同じように、
しまも家族を信頼してくれていて、自分の帰る場所はここだと、
そう思ってくれてるのかなあと感じます。


だから、何があってもこう思えてしまうのです。

しまは必ず帰ってくる、って。





以上、愛猫語りでした。
犬も好きだけど猫も大好き。絵は仕事以外であんまり描かないけど^^;
むしろ人生を通して縁があるのは、実は犬より猫の方が多かったりします(笑)





追記から、5月9日〜の拍手返信です。



*拍手返信*

HACさん>>
応援ありがとうございます!頑張りたいと思います。
ポメラニアン、たしかに小さなライオンみたいですよね(笑)


らるるさん>>
はじめまして!メッセージありがとうございます。
更新、いつも楽しみにしてくださっているとのことでありがとうございます…!
シベ太とキャッピーの微妙な関係ですか!描いている側としてもあの関係は
とても気に入っているのですが、いいかげん長過ぎて
もどかしくもなってきました…wかといって急ぐこともないのですが(笑)

お気遣いと応援ありがとうございます!大変励みになります。
これからも楽しんでいただける様な創作をお見せできる様、頑張ります!


ススキさん>>
はじめまして!メッセージありがとうございます。
一ヶ月前からご覧くださっているとのことで…!しかもファンだなんて
とても嬉しいです。可愛らしくも奥行きのある創作にしたいと思っているので
そう仰っていただけて本当に感激です!数日に一回来てくださっているのに
更新が遅めで申し訳ございません…。私生活のこともありますが、
これからも楽しんでいただける様な作品をお見せできるように
頑張ります。お気遣い、応援ありがとうございます!

イラストレーターとして携わられた本は全部買ってますよ~。
今月の角川さんからのも買いました!あやかさん頑張ってますね!>>

ほ、本当ですか…!!いつもありがとうございます!!!
最近趣味の絵が描けていない分、仕事絵で頑張っていたりもしたので
それをご覧いただけるのはとても嬉しいです!
しかも今月の本も、まだ告知もしていないというのに
見つけてくださって感謝感激です…っ!
趣味、商業共にこれからも頑張りたいと思います!


以上のコメントを残してくださった方々、ありがとうございました。

20:47 : その他:  トラックバック(-)  コメント(4)
14年か、確か長生きです。
命があるものは何れそのときが来ます。
その長さを伸びることは有限ですからこそ、
また生きる裡にできるだけて頑張らなければなりませんね。

2016/05/16(月) 22:33:00 | HAC │ URL | [編集]

「2歳になれなかったこねこ小太郎」早速買いました、買ったばかりなのでまだ最後まで見ていませんのでちょっと楽しみです。

14年は長生きしてますね、小動物は飼ったことはないのですが、もし飼っていたら同じ気持ちになりますね、
ねこぱんちにも同じような経験をした人も多くいますが家族がいなくなってしまうとなる辛くなりますね
(話を聞いていると心にくるは時もあります)

2月3月に母の知り合いが飼っていた犬(パピヨンの雄です)が亡くなったのですが、この時はショックが大きかったです。

しまには少しでも長生きしてほしいですね、
長々と失礼しました、

2016/05/19(木) 22:48:13 | ikki │ URL | [編集]

HACさん、コメントありがとうございます。

そうですね…生きている限りどうしても死は避けられないものですが、
だからこそ毎日を大切に生きないとですよね。
しまにはできる限り長生きしてもらいたいです。

2016/05/25(水) 21:36:06 | あやか(管理人) │ URL | [編集]

ikkiさん、コメントありがとうございます。

本、早速ご購入くださったとのことでありがとうございます!!
絵はさておき、内容がとても素敵なお話なので
ぜひご覧ください!いつもありがとうございます!

そうですね…動物は人よりも短命だからこそ、その死に直面する機会も
多くあるものだと思うのですが、そういった話を耳にするのは
たとえ飼育経験がなかったとしても辛いものですよね…。
そちらの知り合いのわんちゃんも、亡くなられたとのことで…心中お察しいたします。
間接的に話を聞くだけでも悲しい気持ちになりますよね…。
しまも年齢的にそう長くないのかもしれませんが、できる限り長生きして欲しいです。

2016/05/25(水) 21:44:48 | あやか(管理人) │ URL | [編集]

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